香港と深圳、同じくらいの予算で泊まったのに、部屋のクオリティが全然違いました。
香港は「独房」、深圳は「シティホテル並み」。この差を体験して、香港の宿泊事情の厳しさを改めて実感しました。
※レートについて:この記事では 1HKD≒20円、1元(CNY)≒23円 で換算しています。
香港|新興大廈(金泉賓館)
基本情報
- ビル名:新興大廈
- ホテル名:金泉賓館(予約名は「香港旺景賓館」でしたが、実際は別の名前でした…笑 グループの宿??)
- 場所:モンコック(旺角)、ネイサンロード沿い。コンビニのサークルKが目印
- 宿泊数:3泊
ビルの特徴
新興大廈はビル全体にたくさんのゲストハウスが入っている、いわゆる雑居ビルです。住居もミックスされていて、お住まいの方もいる様子でした。
入口には係員が配置されていてエレベーターへ案内してくれます。香港ではこういった「ビルの一室を宿に改築した」ゲストハウスが多く見られます。
部屋の様子
一言で言うと…独房でした。笑
- ベッド幅がセミダブルを半分に切ったくらいの狭さ
- ベッドサイドはすぐ壁で、寝返りを打つたびに壁に当たる
- 冷蔵庫なし
- 14階でもネイサンロードの騒音が聞こえてくる(換気口の締まりが悪い)
- 3泊ともよく眠れませんでした
チェックインについて
完全セルフチェックイン方式。WhatsAppでやり取りしてパスワードを発行してもらう仕組みです。スタッフとは掃除の人以外会いませんでした。
パスポートのやり取りもWhatsAppで行います。パスワードはこちらから催促しないと来ないこともあり、少々不安でした。
荷物預けについて
3日目に深圳に移動する際、フロントに荷物を預けたかったのですが、スタッフが常駐しているわけではなく、その辺に置くだけという感じでした。
一応監視カメラはあったので信用するしかない…。鍵付きワイヤーもありましたが、引っかける場所がない笑
安全性について
ゲストハウスのライセンス制度(ホテル・ゲストハウス宿泊条例)はあるものの、実感としては規制が甘いのでは?という印象です。
住居と宿泊が混在するビルでは防火面でも不安が残り、何かあったとき逃げられるかという心配も正直ありました。
ネイサンロード沿いの景色
14階の部屋だったのでネイサンロードを見下ろす景色は面白かったです。賑やかな香港らしい眺めで、それだけは良かった。
感想
二度と泊まりません(笑)。ただ「チョンキンマンション的な体験」として割り切るなら、話のネタにはなります。
50代の私には厳しかったです。
香港の適正ホテル価格
では快適に眠れる宿はいくらなのか。モンコック・九龍エリアの目安はこんな感じです。
| グレード | 価格目安 | 備考 |
|---|---|---|
| ゲストハウス | ~10,000円 | 今回の独房レベル。覚悟が必要 |
| ビジネスホテル相当 | 10,000~15,000円 | 快適に眠れる最低ライン |
| 4つ星ホテル | 15,000円前後 | ヒルトンガーデンイン、メトロパークホテルなど |
正直なところ、香港は宿泊費が高いです。国土が狭く住宅事情が厳しいため、ホテルの価格も全般的に割高になっています。
「快適に眠りたい」「安全面が心配」という方は、最低でも1万5千円/泊を目安にすることをおすすめします。
深圳|パコホテル
基本情報
- ホテル名:パコホテル(Paco Hotel)
- 場所:羅湖イミグレから徒歩圏内。近くにシャングリラホテルもあり
- 宿泊数:1泊
- 価格:香港のゲストハウスとほぼ同じくらい
部屋の様子
香港の独房と同じくらいの値段なのに…シティホテル並みの広くてきれいな部屋!
この価格差は何なのかと思いました。中国本土の物価の安さを実感した瞬間です。
午後早めの時間でしたが、部屋に通してもらえたのも助かりました。
フロントについて
英語は通じませんでした。深圳では基本的に英語は期待しない方が良いです。ただ、写真を見せるなどの工夫で意思疎通は十分できました。
なお、中国ではGoogleは利用できず、Google翻訳には基本的には頼れません。中国以外の国の回線のVPNを利用していてもGoogleの挙動が怪しいことがあります。
※ただしGoogle翻訳アプリは事前に中国語の言語パックをダウンロードしておけばオフラインでも使用可能とのこと。日本出発前にダウンロードしておけば便利だと思います。
熟睡できた!
香港の独房3泊でよく眠れなかった分、パコホテルでは爆睡。広いベッドで思う存分手足を伸ばせて、翌日の体調も全然違いました。
やはりベッドのサイズは重要です。
感想
コスパ最高でした。深圳に宿泊するならパコホテル、おすすめです。
国境の羅湖、地下鉄羅湖駅、鉄道の深圳駅にも近く便利です。
香港と深圳の宿泊比較
| 香港(金泉賓館) | 深圳(パコホテル) | |
|---|---|---|
| 価格 | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
| 部屋の広さ | 独房レベル | シティホテル並み |
| ベッド | 極狭 | 快適 |
| 睡眠の質 | 最悪 | 爆睡 |
| 英語 | セルフなので不要 | 通じない |
| 安全性 | 不安あり | 問題なし |
| コスパ | 悪い | 最高 |
同じ予算でこれだけ差が出るというのが、香港と深圳の物価差を如実に表していると思います。
まとめ・宿泊に関するアドバイス
香港
- ゲストハウスは安くても快適性・安全性に問題あり
- 快適に眠りたいなら最低1万5千円/泊を目安に
- モンコック周辺は便利だが価格が高い
- セルフチェックインのゲストハウスは特に注意
深圳
- 香港より圧倒的にコスパが良い
- パコホテルはイミグレ・地下鉄羅湖駅・鉄道深圳駅から近くて便利でおすすめ
- フロントは英語不可が多いが、写真や翻訳アプリで対応可能
- 深圳に1泊してから香港に戻るプランは「あり」です。
2026年3月訪問時の情報です。価格は時期・予約タイミングにより異なります。
