2023年9月と2024年1月に台湾に旅行したときに感じたことです。
久しぶりに海外に行くこと自体もちょっと勇気が必要ですが、コロナ前からの変化にも対応していきたいですね。
一番気を付けなければならないのはもちろんパスポートの残存期間。
失くしてしまってないかも要確認です。
台湾のことを多めに書いていますが、それ以外の場所でも当てはまることも多いので、適宜飛ばしながら読んでいただけると幸いです
訪問スポットの最新情報確認が必要
グーグルマップなどでの営業状況の表示やクチコミ確認は必須
コロナ禍の間に新しいスポットができていたり、過去に訪れていた場所や訪問した場所が営業していなかったり、やっているけど状況が変わっていたり・・・ということがありました。
海外旅行中の時間はとても貴重なので無駄足を踏みたくないですよね。
新しいガイドブックやインターネット上の情報、またグーグルマップでの営業状況の表示やクチコミを事前に確認しておいた方がよいでしょう。
特に過去訪れたことがある場所の場合は油断しがちなので注意が必要です。
実際にあった出来事
高雄85大楼 改装中(廃墟化との情報もあり)
台湾で2番目に高い建物、高雄の高雄85大楼。
今年(2024年)は改装のため休業とのことです。
現地に行ってスタッフの方に聞いてわかりました。(親切でした)
※改装ではなく廃墟化しているとの情報もネット上にはあります。
いずれにしてもGoogleマップを見るとちゃんと表示されていましたので、見てから行けばよかったです・・・。
枝仔冰城 閉店(移転?)
バナナでおなじみ台湾・旗山発祥のデザート屋・枝仔冰城。
こちらも行ってみたら閉店していました。
こちらの民生店に移転したのかもしれないです。MRT紅線巨蛋站(これすごい名前ですよね。ドーム駅)から徒歩10分ほどの場所になります。
某有名足つぼマッサージ店 サービスレベルの劣化
店名は伏せますが、台北の某有名足つぼマッサージ店。
コロナ前も行っていて、そのときはこれまでで一番よいと感じたので、コロナ後にもこちらに訪問するのが楽しみの一つでした。
コロナ後、改めて訪問。
ところが・・・マッサージは異常に痛い(足つぼではなくボディマッサージです)、施術場所はゴミゴミしている、きわめつけは先生の小さいお子さんが2人その辺をうろうろしている!
いくらいろんなことに寛容な台湾といえども、それなりの値段をとっていてこれはないな~と思いました。コロナ禍であるため職場にお子さんを連れてきている、との説明でした。
コロナ、そして先生が老齢になったことによってこうなったのかな、と思います。
リピーターであっても、最近のクチコミは一応チェックした方がよいでしょう。
為替と物価の上昇
為替、航空券、ホテル、物価の全部が高くなっている
旅行準備中にすぐに気が付く話ではあるのですが、円安と物価高のダブルパンチがきています。
これはなかなかきつい。
航空券自体もそうですが燃油サーチャージがとても高くなっています。
そして為替。
例えば台湾の場合、台湾ドルの価値は数年前と比較して約1.5倍(1台湾ドル約3.5円⇒約5円)になっています。100台湾ドルが350円から500円になっている、ということです。物の値上げは日本ほどえぐくない印象ですが、ホテルは本当に高くなっている!
為替の影響もあると思いますが高級な宿はかつての1.5~2倍ほどになっている印象です。
また屋台やレストランなどでは数元~数十元の値上げをしたのだろうな、というメニューを見ることがしばしばありました。
私自身もコロナ前よりホテルのランクを落とすことで対応しています。
台湾に関しては高級ホテルでも日本より安いな~と思ってよく泊っていたのですが、現在は地球の歩き方だと中級~エコノミーにあたるホテルによく泊っています。
場所によってはホテルのレベルを落とし過ぎると危ないのでほどほどに。
かつての宿泊ホテルと現在の宿泊ホテルの例
ホテルは中級~エコノミーにシフトしていますが、昼間は歩き回っているのでそれで十分でした。
またサービスや朝食に地元色があって面白いです。グローバルブランドだと画一的ですよね。誰にとっても不満のないサービスではあると思いますが。
しかしシェラトン台北はずいぶん高くなってしまったけどまた行きたいです・・・。朝食がとても美味しかったので。
もちろんいずれも文句なくおすすめ。コメントは全て実際の経験ですがコロナ前の話です。
リージェント・タイペイ(台北晶華酒店)(Regent Taipei)
中山地区にあるホテル。日本語スタッフがおり高級感あふれる。タイパンというエグゼクティブフロアあり。
シェラトングランド台北ホテル(台北喜來登大飯店)(SHERATON GRAND TAIPEI HOTEL)
MRT善導寺駅に近く台北駅からも至近で便利。おいしいものが多い台湾でも特筆すべき朝食あり。
パレ・デ・シンホテル(台北君品酒店)(Palais de Chine Hotel)
デザイナーズのような少し変わったデザインのホテル。比較的新しい。台北駅の近く。
ホテル・ロイヤル・ニッコー・タイペイ(台北老爺大酒店)(HOTEL ROYAL-NIKKO TAIPEI )
老爺?とやや戸惑うも、実物はとても上品なたたずまいのホテル。客室も落ち着いた内装。中山地区。
比較的安く、どちらもおすすめです!
MRT東門駅近く。東門市場や永康街など徒歩圏だけでも楽しめる。値段の割に朝食が充実していておいしい。
シャトー・デ・シンホテル(翰品酒店新莊)(Chateau de Chine Hotel -Xinzhuang)
台北の隣、新北市に位置するが、MRTで30分ほどで台北中心部に出られる。高級感があるが郊外の分値段は安い。
写真はシャトー・デ・シンホテルのお部屋。広く、高級感があります。水回りも広く、シャワーのところに体を洗う場所があって、バスタブと一緒になっているのがとても使いやすかったです。
そして今気になっているのが、台北駅近くにコロナ禍中に堂々オープンの日野苑(HINOEN HOTEL)
コロナ予防と対策を
収束してきたとはいえ、現地で感染してしまうこともあるかもしれません。
日本でもそうですが、台湾では2023年3月から無症状者・軽症者の隔離義務がなくなっており、感染者がその辺を歩いている、ということもあり得ます。
潜伏期間を考えると台湾でかかっても発症は帰国後?かもしれませんが、かからないに越したことはありません。
まずは予防が重要
体調管理に加えワクチン接種はしておいた方がよいでしょう。インフルエンザが流行っている時期はその予防接種もしておいた方がよいと思います。
また、台湾ではもうコロナ対策の痕跡があまり見られなくなっており、屋台やレストランもコロナ前と同じ感じです。日本と同じように、消毒用アルコールがあるところがある、といった状況。
屋台ではお箸やコップなども一か所にまとめられているものをそれぞれが取りに行くスタイルで、食事前におしぼりが提供されたりすることもありません。
なぜかマスクをしている人の割合は日本より多かったですが。
SARSを経験している台湾。衛生については意識は高いと思われますが、特に食事時にはアルコールスプレーやウェットティッシュで自衛した方がよさそうです。
おかしいな、と思った時のための準備
現地で体調がおかしいな、と思った時のために体温計と検査薬は持参するようにしています。
台湾の街中であればコンビニエンスストアや薬局でも売っているようですが、体調不良の中慣れないお店に行って買い物をするのも大変だと思うので。
また解熱薬もあると安心でしょう。
検査結果が陽性だったら
検査の結果、陽性だったときは海外旅行保険会社に連絡して指示を仰ぎます。(私自身経験はないのですが)
海外旅行保険には必ず入っておきましょう!
台湾の場合ですが、こちらの記事が参考になりました。
入出国の自動化・オンライン化
入国時の出入国カードのオンライン入力(台湾)
これは前からあったのかな?
日本出国前に記入しておけば、機内で配られる用紙の記入は必要ありません。
https://niaspeedy.immigration.gov.tw/webacard/
出国時に新型自動化ゲート利用可能(台湾)
海外の空港でこういうゲートがあっても、日本人は使えないよね・・・と思っていましたが。
2024年1月の旅行ではこの新型自動化ゲートを使って台湾を出国してきました。
海外旅行の復活・旅行者の増加に伴い他の国でも同様の動きがあると思います。
ICと顔で認証するので、人が審査するよりも確実かもしれませんね。
入口でパスポートを読み込ませる⇒正面のカメラで写真を撮る という2ステップのみ。
要注意なのは、右側にも何か指を置くような認証機械があり、それも操作が必要なのか?と思って触っていましたがそちらは特に何もする必要はなく、向こう側から係員が「Front! Camera!!」と叫んでいました・・・。ちょっと紛らわしかったです。
日本帰国時「携帯品・別送品申告書」のQRコード化(日本)
いつも帰国の飛行機内で配られるあの黄色い紙・・・パスポート番号や便名を書いたりするのが面倒で、そのうち書くのを忘れて到着してからあわてて書くやつです。(違う?)
これが電子化されていました。でも使っている人はまだ少なかったです。
7つの空港で税関検査場電子申告ゲートを利用できます。 : 税関 Japan Customs
手続としては事前に(ネットが通じるところなのでホテルとか帰国時の空港とか?)必要事項を入力しておいて⇒帰国後空港で生成されたQRコードを表示、という流れのようです。
利用する場合はIC旅券が必要。
今回は結局黄色い紙を提出しましたが、次回使ってみたいと思います。
・・・と思っていますが、絶対に忘れそうなので、帰国時のターンテーブルとかでチャチャッと手続できる代物なのかどうか確認してみました。
まずアカウント登録が必要。パスワードは下記が求められ、厳重なものを設定する必要があるのでこの時点で結構ハードルが高いです。
- 10文字以上
- 英大文字+英小文字+数字+記号の組み合わせ
- パスワードに入力が許可されている記号は以下のとおり+-*/=.,:;`@!#$%?|~^()[]{}_
その後「人間かどうか」の確認があり笑、さらにメールでの確認コードを取得・パスポート情報を入力。その後黄色い紙にもある情報(便名とか連絡先、申告内容)を入力という流れでした。
チャチャッという感じではありません。
「なんか、もう黄色い紙でよくない?」という気もしますが、先にアカウントを作成しておけばまあ、使えなくもないかな・・・という感じです。ただ厳重なパスワードを設定しているのでいざ使うときには忘れている気もする・・・笑
IC旅券を使って手続するので、そこにある情報をうまくこの手続で使えないものですかね~?と思いました。なぜこんなに入力が必要なのかが謎です。
(20240219追記) 昨日の日経の記事によれば、上記QRコードが入国審査時にも使えるようになるとのこと。IC旅券を持つ日本人にはあまりメリットがないかもしれませんが、まあ確かに別々の手続が必要なのは煩雑ではあります。なんで帰国時と税関でパスポートをそれぞれ出さなきゃいけないんだ、という不満はありましたしね。
日本語が通じなくなっている、ような気がする
これは個人的感想ですし、至れり尽くせりの高級ホテルを使わなくなったからなのかもしれませんが・・・・。
特に台湾だと現地の方が日本語を話すことを期待して観光している方もいると思いますが、日本語話者は減っている印象です。他の国でも一生懸命日本語を勉強している方は減っていると思います。
これはまあ当然と言えば当然の現象でしょう。勝手な分析ですが(台湾の場合)下記の事情があるものと思われます。
1 日本人がお金を落としてくれなくなっている
2 多くの人が使う英語を学んだ方が合理的
3 日本統治時代の日本語話者が少なくなっている
4 3の世代の方との接触機会の減少
5 中国の影響
日本人の私からしても1と2の理由は頷けますし、台湾人はかつてより「親日ではない」かもしれない、と考えておく方が現地の方ともうまくコミュニケーションできるのではないかと思います。
台湾でも英語話者は増えている印象を受けました。台湾の場合筆談でもよいのですが、簡単な英語ができるとより便利だと思います。