香港・深圳を旅して痛感したのは、事前のスマホ準備がいかに重要かということ。
特に深圳(中国本土)では現金をほとんど使わず、全てスマホのQRコード決済で完結しました。逆に言うと、スマホの準備ができていないと支払いに困る場面が多々あります。
この記事では、旅行前に日本でやっておくべきアプリの準備を中心にまとめました。
※レートについて:この記事では 1HKD≒20円、1元(CNY)≒23円 で換算しています。
※2026年3月訪問時の情報です。アプリの仕様や登録方法は変更される場合があります。

香港と深圳でスマホ事情が違う
まず大前提として、香港と深圳(中国本土)ではスマホ決済の環境が大きく異なります。
| 香港 | 深圳(中国本土) | |
|---|---|---|
| 主な決済手段 | クレジットカード・現金 ※オクトパスカードもありますが、今回期限切れのため使えず(特に問題なかった) | アリペイ(QR決済)がほぼ必須 |
| 現金の必要性 | あり | ほぼ不要 |
| VISAタッチ決済 | MTR・スターフェリーで使用可 | 今回は未確認(アリペイのみ使用) |
| Google系アプリ | 使用可 | 不安定(VPN使用でも) |
深圳では現金を一切使いませんでした。お店での支払い、地下鉄のトークン購入、タクシー、全てアリペイのQRコード決済です。

1. アリペイ(支付宝)|深圳では必須!
深圳旅行で最も重要なアプリです。日本出発前に必ず準備しておきましょう。
なお中国本土でのQR決済はアリペイ(支付宝)とウィーチャットペイ(微信支付)の2択が基本です。どちらか一方あれば大抵の場面で対応できます。今回はアリペイのみ使用しましたが特に困る場面はありませんでした。
なぜ日本でやっておく必要があるか
アリペイの設定にはSMS認証が必要です。中国本土では日本の電話番号へのSMSが届きにくい場合があるため、必ず日本にいる間に設定を完了させておくことが必須です。
日本でやっておくこと
① アプリのインストール App StoreまたはGoogle Playで「Alipay」を検索してインストール。
② クレジットカードの紐付け アプリを開いてクレジットカード情報を登録します。VISAまたはMastercardが使えます。これだけでお店でのQR決済は可能になります。
③ 実名登録(パスポート登録) アリペイは日本語対応しているので比較的わかりやすいです。
実名登録が必要な理由:
- 深圳地下鉄のQRコード乗車
- 中国入国カードのオンライン登録(アリペイのミニプログラム経由の場合)
- 決済上限額の引き上げ
マイページ⇒設定(歯車マーク)⇒アカウントとセキュリティ⇒個人情報と進み、パスポートをスキャンして登録します。
同じ画面で登録済みかどうかも確認できます。私は現地で実名登録をしようとしてうまくいかず、実名登録をしないまま深圳旅行は乗り切りました笑 帰国後実名登録をして今無事登録されていますが、少し時間がかかった記憶があります。
使えた場面
- お店での支払い(QRコードをスキャンするだけ)
- 地下鉄トークンの券売機での支払い
- 水など小さな買い物
こんな小さな店でも?というところでも使えます。
注意点
中国ではQRコードを読み込んで注文・支払いをするお店が多く、アリペイがないと注文すら難しい場面も。「先払い文化」なので、支払いができないと困ります。



2. 中国入国カードの事前登録
香港から深圳に入る場合も、中国本土への入国なので入国カードが必要です。「香港経由だから大丈夫」は油断禁物。私はこれで国境で大混乱しました(汗)。

2025年11月からオンライン事前登録が可能に
以前は空港や国境での機械入力のみでしたが、現在はオンラインで事前登録できます。
登録方法
方法①:専用サイトから https://s.nia.gov.cn/ArrivalCardFillingPC/ パスポート情報を入力して登録。所要約10分。
方法②:アリペイのミニプログラムから アリペイのアプリ内で「移民局12367」を検索→ミニプログラムから登録可能。アリペイの実名登録(前述)が必要です。
おすすめ:出発前日か当日の空港出発前に登録し、QRコードのスクリーンショットを保存しておきましょう。
ビザについて
訪問時現在、日本人の短期滞在(30日以内)はビザ不要でした。

3. DiDi|タクシー配車アプリ
中国版Uberのようなタクシー配車アプリです。
使った場面
帰国当日の早朝、旺角のホテルから九龍駅まで利用。MTRの始発前だったため大変助かりました。10分ほどで到着(ドライバーは少々暴走気味でしたが笑)。
日本でやっておくこと
- アプリのインストール(App Store / Google Play)
- クレジットカードの紐付け
確か認証が必要だったと思います。日本でインストールと登録まで済ませておきましょう。
注意点
- 香港でも使用可能
- 早朝・深夜便で帰国する場合は特に重宝します
- 行き先をアプリで指定するので、ドライバーと言葉が通じなくても安心

4. 翻訳・地図アプリ|深圳ではGoogleが不安定
深圳(中国本土)ではVPNを使用していてもGoogleの動作が不安定でした。翻訳アプリと地図アプリは中国系のものを用意しておくのがおすすめです。
翻訳
バイドゥ翻訳(百度翻訳) 中国本土でも安定して動作します。音声入力にも対応しており、英語が通じない相手との会話に役立ちます。
実際、深圳ではシャングリラホテルのスタッフも英語がNGで、向こうが音声入力アプリを出してきて私がそのアプリに向かって英語で話す、という場面がありました笑

地図
バイドゥ地図(百度地图) 中国本土での地図アプリはバイドゥ地図が安定しています。

5. VISAタッチ決済|香港での強い味方
深圳とは対照的に、香港ではVISAのタッチ決済(コンタクトレス)がとても便利でした。
使えた場面
- 香港MTR(地下鉄):改札でタッチするだけ。オクトパスカードなしで全路線乗れます
- スターフェリー:クレジットカードのタッチ決済で乗船可能
オクトパスカードが失効していた私でも、VISAタッチ決済だけで香港の移動を全て完結できました。
注意点
VISAタッチ決済が使えるカードかどうか事前に確認しておきましょう。カードにVISAのマークと電波マーク(波線)があればOKです。

まとめ|日本出発前にやっておくことリスト
深圳(中国本土)向け
- アリペイ:インストール→クレジットカード紐付け→実名登録(パスポート)をSMS認証含め日本で完了
- 中国入国カード:出発前日までにオンライン事前登録(https://s.nia.gov.cn/ArrivalCardFillingPC/)
- DiDi:インストール→クレジットカード紐付けを日本で完了
- バイドゥ翻訳:インストールしておく
- バイドゥ地図:インストールしておく
香港向け
- VISAタッチ決済対応カード:持参するクレジットカードがタッチ決済対応か確認
- オクトパスカード:3年以上未使用なら失効。復活希望の場合は公式サイト(https://www.octopus.com.hk/en/consumer/tourist/reactivate/index.html)から手続き。ただしVISAタッチ決済で代用可です。

今回の反省点
今回はアリペイの実名登録と中国入国カードの事前登録の両方を、現地でやろうとして失敗しました。
- アリペイ実名登録→現地でうまくいかず、地下鉄は都度トークン購入で対応。
- 入国カード→国境の機械で四苦八苦、係員総動員で大混乱
どちらも「まあ現地でなんとかなるだろう」という油断が原因です。
特に深圳(中国本土)へ行く方は、アリペイの準備と入国カードの事前登録は出発前の必須事項と思ってください!
※2026年3月訪問時の情報です。アプリの仕様や登録方法は変更される場合があります。
