札幌からグレーターベイ航空(GBA)で香港へ。
初めてのグレーターベイ航空で、初めての深圳。 そして10年以上ぶりの香港です。
旅行概要
- 旅行時期:2026年3月
- 旅行日数:5日間
- ルート:札幌(新千歳)→香港(2泊)→深圳(1泊)→香港(1泊)→帰国
- 主な移動手段:グレーターベイ航空(LCC)、MTR(地下鉄)、スターフェリー、DiDi
- 宿泊:香港旺角(ゲストハウス)3泊、深圳(パコホテル)1泊
- 決済:アリペイ(深圳・QR決済のみ)、VISAタッチ決済(香港MTR)、現金(香港のみ)
- 入国書類・ビザ:中国本土での入国書類が必要で、電子化されていますので要注意。中国のビザは現時点では不要。香港は入国書類・ビザいずれも不要。
※レートについて:この記事では 1HKD≒20円、1元(CNY)≒23円 で換算しています。
1日目|札幌→香港
グレーターベイ航空(初搭乗)
グレーターベイ航空(GBA)。札幌⇔香港の直行便のLCCです。今回初めて乗りました。
機体・機内はきれいで新しい。ただ…席が狭い。特に横幅。今まで乗った中で一番狭かったかもしれません。


そしてトイレが少ない!エコノミー全体で後方に2個のみ。6時間のフライトなのに常に列ができていました。まあ、お値段が安いので値段なりですね汗
機内サービスとしてお茶とお菓子が出ます。お茶はガチの中国茶(ぬるめ)。食事は有料なので、新千歳空港で買った「柿の種スープカレー味」で乗り切りました。笑



香港到着
LCCなので香港国際空港内の端っこに到着。満載のバスで空港ターミナルへ。
3月の夜なのにモワッとした暖かさ。さすが亜熱帯です。
香港は入国書類なし、入国審査もスムーズ。ただ荷物受け取りに体感1時間ほどかかりました。
両替について:窓口に行ったら「1万円以下は機械で」と言われ、店頭の機械で6000円分のみ両替。パスポートは不要でした。
エアポートエクスプレスで青衣駅まで1駅、HKD80(約1,600円)。 その後地下鉄でモンコック駅近くの宿へ。

ゲストハウス(独房・・・!)

宿は新興大廈というビルの一室。コンビニのサークルKが目印。予約名は「香港旺景賓館」だったのに、実際のホテル名は「金泉賓館」。予約名と違う時点でちょっと怪しい。




ビル内にはたくさんのゲストハウスが入っていて、住居もミックスされている雑居ビルでした。入口には係員が配置されていて、エレベーターへ案内をしてくれます。「あっち!」という感じの案内ですが笑
入ってみると…独房でした。笑
セミダブルを半分に切ったようなベッド幅。壁がすぐそこ。寝返りを打つたびに壁に当たる。結局この宿での3泊はよく眠れませんでした。


チェックインはWhatsAppでパスワードを受け取るセルフ方式で、微妙に向こうからの連絡が遅くストレス。スタッフとは掃除の人以外会いませんでした。そもそもWhatsAppって普段使ってないのですよね汗
香港のゲストハウス事情:住居と宿泊が混在するビルのようでした。防火面でも不安が残り、何かあったとき逃げられるかという心配も正直ありました。 快適に眠りたい方、安全面が気になる方はモンコック周辺で最低でも1万5千円/泊を目安にした方が良いです。

2日目|香港・モンコック〜深水埗(シャムスイポー)散策
飲茶の朝食
ホテル向かいの「倫敦大酒楼」で飲茶。老舗の飲茶店で、ワゴンが回ってきます。 神戸からの旅行者と相席に。私はかなり寝ぼけていましたが何とか会話。
2品で72ドル(約1,440円)。店員さんは非常に親切でした。




オクトパスカード問題
昔購入したオクトパスカードを持参しましたが、失効していて使えず。 駅で聞くと復活にお金がかかるとのこと。
今回は諦めて、VISAのタッチ決済でMTRに乗ることに。香港の地下鉄はタッチ決済に対応していてとても便利でした。
※オクトパスカードの再アクティベートは公式サイト に記載があります(引用したのはアプリへの移行方法)。ただ、クレジットカードのタッチ決済で事は足りるな・・・と思って私は結局再アクティベートしていません。
深水埗(シャムスイポー)へ

旺角からMTRで1駅。怪しげで雑然とした街ですが、地元デパート「西九龍中心」の9階にあるカフェ「白情人咖啡 Wonder Coffee」が良かったです。

景色もよく、スタッフも親切。お洒落過ぎない居心地の良さ。エレベーターを降りてすぐ見えるゲームセンターの向こう側にあるので少し見つけにくいです。アメリカーノ32ドル(約640円)。



駅近くの豆腐屋さん「公和荳品廠」で軽食。ミシュランの看板もあり、豆腐がさすがのおいしさ。





その後、旺角に戻り女人街へ。夕刻だったのでまだ人が少なく、特に欲しいものもなく…。
上海街の新しいスポットも見てみましたが、こぎれいすぎて「求めていた香港」ではなかった。

私が求めていたのは、もっと怪しく猥雑な、深夜特急のような香港。でも今の香港は全体的に小綺麗になってしまった印象です。
夜はワンタンメン(約850円)。あっさりしていておいしい。それにしても物価は高い。1ドル=約20円なので、50ドルで1,000円。



3日目|香港→深圳(日帰り+1泊)
朝食|合発茶餐庁
「合発茶餐庁」で朝食。混んでいましたが、地元の人でにぎわう活気ある店でした。
頼んだのはコーヒーとサンドイッチ。
コーヒーは香港式で、ミルクがたっぷり入っていました。エバミルク(無糖練乳)を使うのがデフォルトのようです。サンドイッチも思ったのと違った感じで。私が勝手にホットサンドだと思ってただけでしたが笑
コーヒー含め36ドル(約720円)。



深圳入国

地下鉄で国境にある羅湖駅へ。だんだん混んできて最終的には満員電車に。

入国カード(中国)が必要です。しかも電子登録。全く準備せず国境まできてしまいました。


私はメモリ不足でスマホからのオンライン登録がうまくいかず、備え付けの機械で登録しました。係員がつきっきりでレクチャーしてくれましたが、かなり時間がかかりました。同じような人もたくさんいてちょっとしたカオス状態。
入国カードはオンライン事前登録が可能です。専用サイト(https://s.nia.gov.cn/ArrivalCardFillingPC/)で日本にいるうちに登録しておきましょう。
荷物検査を経て中国に入国します。

ちなみに羅湖駅は香港側では「Lo Wu(ローウー)」、深圳側では「Luohu(ルオフー)」。広東語と北京語の違いですね。
深圳・羅湖商業城
イミグレを出てすぐ目の前にある「羅湖商業城」。

朝10時ごろだったのでほとんどの店が閉まっていましたが、得体の知れないおじさんたちがたくさんいました。「$◎%*&?(中国語)」などと声をかけてくる客引きたちです。
振り払っても付いてくる。「わからない」と日本語で言ったらハッとして離れていきましたが、負けずに「おはよう、ありがとう」と返事したおじさんがいて少し怖かったです。笑
正体は、コピーブランド品やマッサージ店への客引きでした。早々に退散。

ホテルにチェックイン
パコホテル(柏高酒店)へ。イミグレから少し歩いたところにあり、近くにはシャングリラホテルもありました(そちらはさすがにお財布にあわず笑)。

香港の独房と同じくらいの値段なのに、立派なシティホテル並みのお部屋!さすが物価が安い中国です。午後早めの時間でしたが部屋に通してもらえました。



フロントは英語不可でした。深圳では基本的に英語は通じません。体感的には日本より通じないかも、という感じ。
翻訳についてはVPNを使っていてもGoogleの挙動が不安定なことがあります。ホテルや公共施設のWi-FiではそもそもGoogleは使えません。中国本土ではバイドゥ翻訳など中国系アプリを入れておくことをおすすめします。地図もバイドゥ地図が使いやすいです。ただしすべて中国語ですが・・・。

老街散策(昼)

羅湖から地下鉄で2駅、老街へ。カオスな雑踏、物量のすごさ。



昼食はお店に入ったら忘れられていて、アリペイで先払いしていたので待つしかなく。出てきたのは家でも作れそうな味の料理でした。笑
QRコードでの先払いはこういうこともありますが、基本的には食後支払いをする必要がないので煩わしくなく便利だなと思いました。



デザート14元(約320円)。あっさり目のお味。全体的に深圳の食事はうす味で食べやすかったです。



夕食はおしゃれ丼

夜は購物公園駅エリアへ。高層ビルの派手さは圧巻。大型ショッピングモールのレストランで夕食。




ビールを頼もうとしたら英語が通じず、結局ワインを注文。でもその後入ってきた人がビールを頼んでいた…あったんかい!笑
料理は五穀米にチキン+アボカド+野菜の丼(58元=約1,330円)、ワイン42元(約970円)。丁寧に作られていておいしかったです。お洒落でお高めでしたが、その価値はありました。


食後、もう一度夜の老街へ戻って駅前の夜景を撮影。深圳の夜は迫力があります。

ひとつ気づいたこと。深圳は空気がきれいでした。電気自動車と電動スクーターが普及しているせいか、排気ガスっぽいにおいがほとんどしませんでした。ただし電動スクーターは音もなく歩道を走っているので要注意。
4日目|深圳・電子街→香港へ戻る
朝食|遇見小面

駅舎内の食堂街から「遇見小面」を選びました。なんと24時間営業。肉まん+豆乳セットを注文。スマホオーダーで手続きもスムーズ、清潔感もあり、味もよかったです。手軽な朝食にぴったり。


羅湖商業城を偵察
まだほとんどのお店が閉まっている時間でしたが、客引きのおじさんおばさんはやっぱり健在。いつまでもついてきて少し怖かったです。内装もひと昔前の感じで、レトロというか古びた雰囲気でした。


シャングリラホテルでコーヒー休憩
パコホテルの近く、イミグレからも近い場所にあるシャングリラホテルへ。ロビーはやっぱり素敵です。

コーヒーを頼んだのですが、ここのスタッフも英語がNG。向こうが音声入力アプリを出して、私が英語でそのアプリに向かって話すというスタイルでした。笑 言語も英語一択で、日本人?とか聞いてくれる段階は皆無です。


荷物を預けて電子街へ
チェックアウトしてフロントに荷物を預けました。
地下鉄で羅湖から一本、華強路駅から徒歩圏の華強北電子街へ。秋葉原を模して作られたと言われますが、今や秋葉原より明らかに規模が大きそう。



日曜日に訪問したからか、BtoB(業者向け)と思われるフロアはほとんど閉まっていました。
それでも開いているフロアを見て回るだけで圧倒されます。日本のSONY・Panasonicを扱うお店もありましたが、正直なくてもやっていける時代がすぐ来る(あるいはもう来ている?)だろうなと思いました。



道路には電子式で可動する広告看板が立っていて、そこまで電子化するのか・・・と驚きました。

猪脚飯「正宗隆江猪脚飯」
この旅で一番おいしかったのがここの猪脚飯(豚足ご飯)。25元(約575円)。

しかもここのお姉さんが英語を話せて助かりました。深圳で一番英語が流暢だったのがこの食堂のお姉さんでしたね・・・。

苦瓜レモンティー&MINISO LAND
通りがかりのお店で苦瓜レモンティー20元(約460円)。さっぱりしておいしかったです。こういう柑橘系のお茶がたくさんありました。


その後、老街にあるMINISO LANDへ。かなり混んでいました。懐かしのモンチッチグッズの取り扱いがあって、ちょっと気になりました。


ホテルに戻りカバンを受け取る
荷物の写真をフロントに見せて(言葉通じないから)、ちょっとすったもんだがあった後に無事カバンを受け取り、香港へ戻ります。
香港へ戻る
来た時と逆のルートで香港へ。香港は入国書類なし。改めて香港入国のスムーズさが際立ちます。深圳の素敵なホテルからまた例の旺角の独房へ逆戻りです。


シンフォニーオブライツを見逃す
19時過ぎにモンコックから中環へ。スターフェリー乗り場を目指したのですが…道に迷って見られず。涙
あの辺は通路を一本間違うともうダメです。2026年に終了予定のシンフォニーオブライツ、次回こそ・・・。

スターフェリー
その後なんとかフェリー乗り場へ辿り着きました。
乗り場に着いた瞬間、ぞわぞわしました。


何も変わっていない。
あの穴あきの木製の椅子。星の文様。ブザーの音。係員のおじさんが椅子に足を上げた乗客に注意しに来る光景も。乗船マナーと伝統を守る姿勢として好ましく感じました。
10年以上ぶりなのに、全部そのまま。
変わったのはクレジットカードで乗れるようになったことだけ(オクトパスカード失効勢には大変ありがたかったです)。
上階でも6.5ドル(約130円)。
夜のヴィクトリアハーバーを渡りながら、感無量でした。

超資本主義の香港の真ん中で、木の椅子もブザーも値段も変えない。でも時代に合わせた利便性はちゃんと取り入れる。
沢木耕太郎先生の「深夜特急」の時代から変わっていない。素晴らしい企業だと思います。
香港にはもう積極的には行かないかな・・・・と思っていますが、スターフェリーに乗るためだけに来ることはあるかもしれない。

その後、廟街へ。女人街と同じような感じで特に欲しいものはなく。


生ビールが飲みたかったのですが生ビールを出す店がなく、結局ランガムプレイスのバーへ。22時半で終わりとのことで、追い出されました。
仕方なくサークルKで缶ビールを買ってホテルに帰還。冷蔵庫が部屋にないので(独房だけに)、シャワーを浴びた後にすぐ飲みました。
5日目|帰国
朝9時15分の便です。空港は3時間前到着を推奨。6時頃に始発の地下鉄が動きはじめるので地下鉄利用ではちょっと遅い。タクシーでエアポートエクスプレスの駅に行くことにしました。
初めてDiDi(中国版Uber)を使いました。暴走するタクシーが来て10分ほどで九龍駅へ。そこからエアポートエクスプレスで空港へ。2時間半前到着でしたが、正解でした。
LCCなので搭乗口は最果て。シャトルで行く場所でした。
空港の朝食は88ドル(約1,760円)。おいしかったです。ただコーヒーはもちろん香港式エバミルク入り。ブラック派の私にはちょっと…。笑

帰りもグレーターベイ航空。狭いです笑 LCCですが、機内では水とクッキーが出ました。
まとめ・感想
香港について
10年以上ぶりに訪れて、変わったなあと感じました。
かつての猥雑なエネルギー、張り出した看板のネオンも少なくなり、あの独特の雰囲気は薄れていました。物価も高く、今や1ドル=約20円。


深圳について
一方で深圳を訪れて感じたのは、そのパワー。物量、スピード、人の数。香港↔深圳の往来も多く、香港市民が安いものを求めて深圳に買い物に行くのが定着しているようです。
電気自動車・電動スクーターが普及していて空気がきれいなのも印象的でした。
注意点は英語がほぼ通じないこと、アリペイが必須(現金はほぼ不要)なこと、和式トイレが多いこと(キラキラモールでも!)、電動スクーターが歩道を走っていること、地下鉄の荷物検査があること、です。



スターフェリーについて
今回の旅のハイライト。変わらずそこにいてくれました。
10年以上ぶりに乗ってがっかりさせない、あのクオリティを維持し続けているスターフェリーは本当に素晴らしい企業だと思います。


旅の豆知識まとめ
香港
- 両替:少額の場合パスポート不要(HKD8,000(約16万円)未満の場合、という情報を見かけましたが要確認)
- オクトパスカード:3年未使用で失効。窓口での復活は要手数料。公式サイトまたはアプリで日本から復活手続き可能 なお復活しなくてもクレジットカードが使えるところが多いため特に困らず
- 地下鉄:VISAタッチ決済OK
- ゲストハウス:快適に眠りたい・安全面が気になる方は1泊1万5千円以上が目安

深圳・中国本土
- ビザ:短期滞在(30日以内)はビザ不要
- 中国入国カード:2025年11月からオンライン事前登録可能。出発前に済ませておくこと
- アリペイ(またはウィーチャットペイ):日本でインストール・実名登録・カード紐付けまで必須。SMS認証があるので日本で済ませること。現金はほぼ不要、QR決済がすべて
- DiDi:タクシー配車アプリ。アプリのインストール・カード紐付けは日本で済ませておくこと
- 翻訳・地図:VPNでもGoogleの挙動が不安定なことあり。バイドゥ(百度)翻訳・バイドゥ地図など中国系アプリも入れておくと安心
- 広東語と北京語:同じ漢字でも読みが全然違う。例:羅湖→香港側「Lo Wu」、深圳側「Luohu」
- 華強北電子街:日曜はBtoB店舗は閉まっている。華強路駅から徒歩圏
- トイレ:和式が多い。ポケットティッシュ持参推奨
- 空気:電気自動車・電動スクーター普及で排気ガスが少なくきれい


